アクセス解析とは

アクセス解析とはホームページの健康診断ツールになります。
どういうことかと言うと、多くの方が自分が健康かどうかについて健康診断を受けて判断をしていると思いますが、その時に健康かどうかだけではなくさまざまなデータを見て、このデータは少し高いから煙草を辞めようやお酒を控えようなどの判断をしていると思います。
これは対象が人になるのですが、アクセス解析は対象がホームページになっていて、どのような状態か、そしてそれぞれのページではどのような状態かを数値データとして把握することが可能です。
そしてその知った数値データをもとにしてホームページを改善することが可能になっています。
アクセス解析はホームページ運営に必須

アクセス解析はホームページ運営には必須です。
アクセス解析とは基本的にはホームページの状態もっと言うと個々のページの状態を、数値データとして把握することができるツールになっていて、これらのツールを利用してホームページの改善を行うことでホームページの成果は飛躍的に高まります。
ここまでは健康診断と同じなのですが、しかし実は一点だけ注意点があります。
その注意点とはアクセス解析はホームページのデータを確認できるツールになるのですが、しかし実はある程度SEOで成功していないとまったく役に立たないツールになっています。
たとえば月間訪問者数が100人のホームページに対してアクセス解析を見ても、作成している大半のページが0アクセスになっており、おそらくですがトップページの訪問者数は50人程度になってくると思います。(ホームページによって異なりますが)
その状態で例えばこのページが直帰率が高いというデータを見ても、1人の訪問者に対して直帰していれば100%ですし逆にしていなければ0%になるので、その人1人に対してホームページの改善が必要になるのです。
その方はもしかしたら直帰はしているが、用事ができてブラウザを閉じたなどのこともあるため、このような少ない数値ではホームページの改善には非常に使いづらいものになっているのです。
このアクセス解析が成果を発揮するのは、ざっくりとですが、訪問者数が5000人程度、理想を言えば10000人程度になっており、この数値までしっかりとSEO対策を行った後に利用することで、ホームページの成果は大きく向上いたします。
そのためアクセス解析が大事だから導入しようと言うのは非常に良いことですが、それらを利用した改善についてはもっと訪問者が増えてから行おうという考えを持っていくことで、本当に効率よくアクセス解析を利用することが可能です。
そしてさらには現在人気なのがグーグルが提供する無料のアクセス解析グーグルアナリティクスになっていて、このツールは見るのは難しいですが、しかし本当に利用できるデータを提供してくれているので、しっかりと活用すると良いでしょう。
ただし、ある程度訪問者が集まった段階でアクセス解析のデータを見たときに、基本的にはデータを見てもホームページは改善されないということを理解していくことが大切になっています。
アクセス解析は、見る→問題点を見つける→改善案を考える→改善する→改善結果を見るを繰り返して行って初めて成果を生み出すので、それらを理解してしっかりと対策までを実施する必要があるのです。
アクセス解析とホームページの成果

アクセス解析とは何かを理解しても、本当に効果があるの?と思われる方も多いと思います。
そこで、弊社の事例をご紹介いたします。
これはある会社さまのホームページのデータですが、グーグルアナリティクスのデータからindexページが非常に離脱率が多いホームページになっていました。
これはアクセス解析のデータを見たときに気が付いたものになっているのですが、クライアントさまはこの離脱率を改善していこうと考え、弊社で単純に商品画像にリンクを張ること、そして詳しく見るボタンを(製品名)を見るに変更をいたしました。
実際に行った作業としては、後多少のレイアウト調整になるのですが、実はこれだけでホームページの成果までもが飛躍的に向上したという結果になっていました。
実はそのホームページではホームページの成果になる見込み顧客をインデックスページで大量に離脱させていたため、それらを改善すれば自然とホームページの成果が高まった例になっています。
そしてこれらのデータを改善する際に、お客さまとしてはそこまでの効果を期待していなかったこと、さらにはそのページ自体の離脱率は実は100%ではなく、60%程度だったこともあり、それほど成果が向上することを期待せず、数値を改善して良い方向に向かえばいいな程度での改善だったとのことです。
これらは非常に大切になっていて、アクセス解析のデータは例えば、このページは問題多すぎる!直したら成果が出る!と言うページでも意外と数値は改善されるけれども成果が増えないこともあり、逆に今回の例のように、そこまで成果に関係しないだろうと思っていたページを改善すると成約率が大きく伸びるということもあるのです。
そのため、成約率で言うとどの数値が問題かは具体的には分からないとしか言えないこと、そしてさらには改善してもその改善方法が正しいかどうかが分からないと認識して継続してホームページの改善を行うことが大切になっています。
アクセス解析の利用は弊社もかなり難しいと思っておりますが、しっかりとこれらを行うことで、ホームページの成果は飛躍的に向上するのです。
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